請求漏れ調査で分かった、AIに任せるべき「面倒な確認」
請求漏れ調査で分かった、AIに任せるべき「面倒な確認」
想定読者: 訪問看護など保険請求のある事業の経営者・事務担当の方。「やればできるはずだが、手間が大きすぎて手を付けていない確認作業」を抱えている方 最終更新: 2026年10月8日 読了時間: 約12分
はじめに — 「請求漏れ」は表面で、本当の課題は別にあった
きっかけは、社内の請求担当者の小さな気づきでした。2026年10月7日、ある利用者の医療保険の請求が、数か月続けて戻ってきていることに気づいたのです。
そこから問いが広がりました。この人だけか。他にも、戻ってきたまま放置している分はないか。そもそも、過去に取りっぱぐれはないか。経営者の私にとって一番の不安は、請求漏れに「気づけない」ことでした。
ただ、審査支払機関(請求の審査と支払いを代行する機関)に電話すると、こう言われました。闇雲に出し直すと、支払済みの分まで重複として戻され、いったん返金になることがある、と。「全部出し直して確かめる」は現実的ではありませんでした。
そこで、依頼の形を変えました。「請求漏れを探して」ではなく、AI に次の3つを任せたのです。請求漏れは、その題材でした。
- (a) 約500ページのマニュアルを、「今日やること」に変える
- (b) 人手では止まってしまう量の照合を、肩代わりさせる
- (c) AI の仮説を別の資料と別の AI で検算し、確定と未確定に分けて、次の行動を決める
結果は次のとおりです。
- 運営開始から約2年分を、実質2日で調べ終えました
- 確実に未回収の分は、百万円規模でした(再請求や月遅れ請求で回収できる見込みです)
- 電話で聞かないと分からない先は、28マス(利用者×診療月)から2件に絞れました
- 締め切り前の未送信が見つかり、担当者に回しました
調べたのは医療保険の請求です。介護保険の請求は見ていません。利用者名・保険者名・個人別の金額は書かず、件数と規模感だけを書きます。前日の記事(訪問看護ステーションの経理の基本)の続きですが、この記事だけでも読めます。
最初は「何と何を突き合わせればいいか」すら分からなかった
うちの拠点は2つ(横浜と東京・九段下)でした。横浜は2026年9月末に閉所し、利用者は九段下へ移っています。医療保険の請求は、次の流れで動いています。
- 請求データは、訪問看護の業務ソフト(カイポケ)で作る
- 送信は、審査支払機関の専用回線につながった専用パソコン(オンライン請求)から行う
- 入金は、会計ソフト(freee)に口座明細として入ってくる
調べ始めた時点で手元にあったのは、次のものでした。
- 共有フォルダに散らばった帳票。zip が47個あり、同じものを重複してダウンロードしたものが大量にありました。返戻(へんれい。審査で差し戻されること)のファイルには、同じ名前で中身が違うものもありました
- カイポケの画面
- freee の入金
- 担当者の記憶
社内の手順書に出てくる「台帳」は、置き場所が誰にも分かりませんでした。
人手で進めようとすると、止まる場所がはっきりしていました。
| 止まる場所 | 中身 |
|---|---|
| 帳票の意味 | 種類が多く、どれが何を表すのか分からない |
| 帳票の対応 | どの帳票がどの月のものか分からない |
| 金額の突き合わせ | 自己負担や公費(国や自治体が負担する分)を差し引く計算が要る |
| 量 | 月ごと・機関ごと・拠点ごとの突き合わせが、数十マスある |
後で出てくる「約200マス」は、これとは別の数え方です。自社の訪問記録で実績のある「利用者×診療月」の数で、突き合わせの結果を塗り分ける単位になります。
どれも、やればできます。ただ、全部を人が抱えると手が止まります。難しいのではなく、最初の一歩(何を集めるか)が見えないのです。そこで、一歩目を AI に任せることにしました。
AIに約500ページのマニュアルを読ませて「今日、何を取るべきか」に変えた
オンライン請求の操作手順書(運用編)は、約500ページの PDF です。帳票の別冊もあります。これを AI に読ませ、「どの情報が、いつまで画面で見られるか」を抜き出させました。
画面で見られる期間には差がある
| 情報 | 画面で見られる期間 |
|---|---|
| 請求状況(送った請求の受付結果) | 当月分のみ |
| 返戻・増減点・資格確認の通知 | 12か月 |
| 利用者ごとの支払明細 | 3か月 |
期間を過ぎた帳票の再発行は、ごく一部しか手段がありません。利用者と月を指定して照会する様式はなく、電話窓口だけが頼りです。つまり、今日取らないと、来月には取れなくなるものがあるということです。
「今日、画面から取れるものを全部取る」手順書
マニュアルの要約だけで終わらせず、AI に作業の形へ落とし込ませました。出てきたのは次の3点です。
- 押してはいけないボタンの一覧
- 事業所×機関の4組のチェック表
- 取る順番
私は、AI が作ったこの手順書を見ながら作業し、その日のうちに専用パソコンで48ファイルを保存しました。ダウンロードは人が行い、AI は専用パソコンに触れていません。
画面を見て、マニュアルと違う点を直した
実際に画面を開くと、マニュアルの記載とずれる点がありました。
- 12か月分のはずの帳票が、10か月分しか出ない
- PDF の保存期間が想定と違う
見つけた違いは、手順書に反映して直しました。
締め切り前の未送信が見つかった
調査の途中で、もう1つ見つかりました。直近の月の請求が、まだ送られていなかったのです。締め切りの2日前でした。AI が見つけ、経営者の私と担当者に回しました。担当者が締め切りまでに送る段取りです。記事を書いている時点で、送信はまだです。
過去を探す調査が、これから起きそうだった取りっぱぐれにも気づかせてくれました。
「返戻」「査定」「過誤」は別物だった
似た言葉でも、誰が・いつ・お金がどうなるかが違います。
| 言葉 | 誰が | いつ | お金 |
|---|---|---|---|
| 返戻 | 審査支払機関 | 審査の段階 | まだ払われていない。直して再請求する |
| 査定(減点) | 審査支払機関 | 審査の段階 | 一部を減らして払う |
| 過誤 | 保険者(保険を運営する団体) | 一度払った後 | 取り消し。次の支払から差し引かれる。正しい内容で再請求すれば重複にならない |
最初のきっかけの件を、この表で見直しました。発端の利用者は、返戻ではなく過誤でした。いったんは払われていて、後から取り消されていたのです。
さらに、拠点の閉所で差し引く先が無くなり、取り消し分の一部が宙に浮いている、という事情も見えました。
違いは、そのまま次の行動の違いになります。返戻は、直して再請求します。過誤は、次の支払から差し引かれ、正しい内容で再請求すれば重複になりません。「戻ってきた」という一言で括ると、この違いは見えません。
人手では止まる照合を、AIに任せた — 「請求−自己負担−返戻=入金」は1円単位で成り立つか
全件の出し直しはできません。そこで、次の仮説を立てました。
その月の請求額 − 自己負担・公費 − 返戻・過誤 = その月の入金額
これが1円単位で成り立つ月は、その月の請求が全部払われたと見なせます。成り立たない月だけ調べればよい、という考え方です。
突き合わせた3つの資料
- 請求ファイル(共有フォルダに残っていた送信データ)
- 審査支払機関の振込通知
- freee の入金明細
請求ファイルが残っていない古い期間(運営開始の2024年11月請求分〜2025年7月)は、カイポケの請求一覧(全204行)を読み取って代わりに使いました。
人手なら、3種類の資料を月ごと・機関ごと・拠点ごとに突き合わせ、自己負担と公費の計算を挟み、約2年分を繰り返すことになります。AI には、この読み取りと計算を任せました。
結果
- 支払基金(会社員の保険の窓口)側は、振込通知のある12か月すべてで1円単位で一致しました。査定(減額)は全期間で1件もありませんでした
- 国保連(国民健康保険などの窓口)側も、差額のある月はすべて「返戻・過誤・月遅れ」のどれかで説明がつきました
- 運営開始から今月までの約2年分で、説明のつかない差額はゼロでした
最初に「電話で問い合わせないと分からない」と洗い出したのは、28マスでした。これを3段で絞りました。
- マニュアルに沿って画面から取った通知
- freee の入金
- カイポケの請求一覧
最後に残ったのは2件です。28マスから2件になったので、電話で聞く内容が具体的になりました。
AI の見立てが外れて、直った3例
ここが、この調査で一番大事なところです。AI の最初の見立ては何度か外れ、検算で拾えました。
例1: 上限の計算に1件の抜けがあった
ある月の入金が、AI が手元の情報から計算した「その月の請求を全部払った場合の上限」より、多くなっていました。AI は「手元に無い請求が同じ月に入っていて、月合計では決められない」と判断し、その月の5マスを電話で聞く対象に残しました。
カイポケの請求一覧を全部読ませると、その月の請求は6件でした。上限の計算から、別の利用者の1件が抜けていたのです。6件で計算し直すと、入金と1円まで一致しました。この月の電話は不要になりました。外れていたのは、「手元に無い請求がある」という判断の前提、つまり上限の計算そのものでした。
例2: 「二重請求」という結論
2つの拠点の両方に同じ月の請求があるため、AI は「二重請求」と書きました。この結論を別の AI に検算させると、こう指摘されました。訪問日を見ると月の途中で振り分けた形が有力で、二重とは断定できない。止めると取りっぱぐれる。私たちは断定を外しました。
例3: 初版の一覧からの抜け
資格を失った後も古い保険で請求し続けていた件が、AI の初版の一覧から抜けていました。見つけたのは、検算役の AI です。
例1・例2は、AI がそれらしい数字や文章で結論を出した例です。例3は、黙って抜けていた例です。どちらも、AI 自身の文章からは気づけません。だから私は、結論を信じる前に別の資料や別の目で確かめることにしました。
確定と未確定を分けると、次の行動が決まる
4つの塗り分け
自社の訪問記録で実績のある、利用者×診療月のマス目は約200マスです。これを4つに塗り分けました。
| 区分 | 意味 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 支払済み | 明細で確定、または月合計で裏付けあり | 何もしない(出し直さない) |
| 戻り済み | 返戻などで戻っている | 再請求してよい |
| 未請求 | 未請求であることが確定 | 月遅れ請求をする |
| 資料待ち | 資料が足りず、まだ決められない | 資料を集める・電話で確かめる |
金額は3段、規模感だけ
| 区分 | 規模 | 見込み |
|---|---|---|
| 確実に未回収 | 百万円規模 | 再請求すれば回収できる見込み(時効は原則5年) |
| 送信待ち | 数十万円 | 締め切りまでに送れば解消 |
| 後から取り消される可能性 | 数十万円〜百万円近く | 払われているが、資格の問題で過誤になる恐れ |
時効の扱いは、自社の場合を審査支払機関や顧問に確かめてください。3段目はまだ起きていない話で、「回収できる分」と「守る分」を混ぜないために分けています。
見つかった取りっぱぐれの型
個人は特定しません。型は5つありました。
- 一度返戻されたまま、再請求の行を作ったが確定せず放置
- 請求データを作ったが、一度も確定・出力していない
- 訪問の実績はあるのに、請求データを作っていない(介護保険から医療保険へ切り替わった月など)
- 返戻を何度も受けて、最後に諦めたまま
- 業務ソフト上は「未確定」と表示されているが、実際は送信・支払済み
5つ目は特に注意が必要です。確定し直すと二重請求になるので、触ってはいけません。
出し直す対象を絞った理由
出し直しは、次の2つだけにしました。
- 戻ってきた通知があるもの(再請求)
- 未請求が確定したもの(まだ一度も請求していないので、月遅れ請求)
支払済みの月は出し直しません。冒頭の電話で聞いたとおり、重複としていったん返金になる恐れがあるからです。確定と未確定を分けたのは、「どれを出し直すか」より先に、**「どれを出し直してはいけないか」**を決めるためでした。
人とAIの役割分担 — 任せたこと、任せなかったこと
AI がやったことは、次のとおりです。
- マニュアルの読解と要約、保存手順書の作成
- 帳票(PDF・CSV・zip)の展開と読み取り
- 業務ソフトの画面の読み取り(ブラウザの拡張で。押してよいのは画面の移動と検索だけ)
- 会計ソフトからの入金の読み取り(読むだけ)
- 1円単位の照合、台帳づくり
- 別の AI による検算(2回)
人がやったことは、次のとおりです。
- 専用パソコンでのダウンロード(AI は触らない)
- 審査支払機関への電話
- 請求の確定・送信・再請求
- どこまでを経営判断にするか
線を引いた基準は単純です。読む・照合する・整理するのは AI。送る・確定する・電話する・決めるのは人です。
個人情報の扱い
帳票や台帳は、本人の端末の中の非公開フォルダ(他の人やリポジトリから見えない場所)と、会社のストレージにだけ置きました。AI は、その非公開フォルダの中のファイルを読んで作業しています。社内のリポジトリ(文書の共有場所)に置いたのは、件数・金額だけの集計版です。記事や報告にも、件数と規模だけを出しています。
同じことをする場合は、医療情報を AI に読ませてよいかを、先に決めてください。どの AI サービスに、どの範囲を渡してよいか、自社の扱いを確かめてからです。
検算を別の AI に
前の節の例2と例3は、別の AI に検算させて拾えました。検算は2回行いました。
担当者への引き継ぎ
10月7日の夕方に着手し、10月8日の夕方に引き継ぎまで終えました。引き継ぎに用意したのは次の3点で、会社のストレージに置いています。
- 全体像の文書
- 日付つきのアクションプラン
- 請求担当者の端末の AI(Claude Code)にそのまま貼れる引き継ぎプロンプト
他の確認作業にも使える型
ここまでは複数の AI や画面の読み取りまで使った例ですが、最小構成なら、AI のチャットにマニュアルや帳票を渡すところから始められます。利用者の情報が入った一覧を渡す前には、社内の扱い(どの AI に、どこまで渡してよいか)を先に決めてください。最小構成でも、出てきた結論の検算(別の AI か人の目で確かめること)は省かないことを勧めます。この進め方は、請求以外の確認作業にも使えます。
- 公式のマニュアルや規程を AI に読ませ、「いつまでに何を取るか」に変える
- 「AとBは1円(1件)単位で一致するはず」という仮説を立てて、照合させる
- 結論は別の資料・別の AI で検算し、確定・未確定・やってはいけないことに分ける
同じ型が当てはまりそうなのは、介護保険の返戻、加算の算定要件の満たし漏れ、利用者負担の未収金の確認などです(今回はまだ試していません)。
最初の一歩は、自社のオンライン請求のマニュアルの PDF を AI のチャットに渡し(一度に受け付けられない大きさなら章ごとに分けて)、「画面で見られる情報と、その期間を表にして。期間が短いものを先頭に」と頼んでみてください。
まとめ
今回の学びは、冒頭の3点そのままです。
- (a) マニュアルを「今日やること」に変える。画面で見られる期間が短い情報は、今日取る
- (b) 人手では止まる量の照合を、AI に任せる。仮説(請求−自己負担−返戻=入金)が1円単位で成り立たない月だけを調べる
- (c) 仮説を検算させ、確定と未確定に分けて次の行動を決める。AI の見立ては外れるので、別の資料と別の AI で確かめる。出し直してはいけないものを先に決める
毎月の運用に落とすのは、次の3点です。
- 毎月5日・20日に、専用パソコンの通知を保存する(3か月で消える支払明細を取りこぼさない。日付は社内の月次手順書にもともとあり、今回「消える前に取る」理由がはっきりしました)
- 請求状況(当月しか見られない)は、送信した月のうちに保存する
- 月ごとに「請求額 − 自己負担・公費 − 返戻・過誤 = 入金額」を確かめる
「やればできるはずだが、手間が大きすぎて手を付けていない」確認作業は、他にもあるはずです。まず AI にマニュアルを読ませて、一歩目を作ってもらうところから始めてみてください。
付録: 同じ調査を始めるためのプロンプト
Claude Code(ターミナルで動かす AI のツール)に貼る文面です。自社の事情に合わせて、角括弧の部分を書き換えてください。AI のチャットで試す場合は、パスの代わりにファイルを添付してください。
1. 資料を集めて、突き合わせる手順を作らせるプロンプト
何をするプロンプトか: オンライン請求のマニュアルから、保存すべき情報と期限を整理し、人が保存した後で請求・通知・入金を突き合わせる手順を作らせます。
あなたは、訪問看護の医療保険請求の確認を手伝う調査役です。
目的は、請求の取りっぱぐれがないかを、確定と未確定に
分けて整理することです。出し直しの判断はしません。
資料の場所:
- マニュアル: [マニュアルPDFのパス]
ページ数が多いので、目次を先に読み、帳票と保存期間の
章から、数十ページずつ分けて読んでください。読んでいない
部分を推測で埋めないでください。
- 請求ファイル: [請求ファイルのフォルダ]
- 振込通知: [振込通知のフォルダ]
- 入金明細: [会計ソフトから書き出した入金明細のパス]
進め方:
1. マニュアルから、画面で見られる情報と、見られる期間を
表にまとめてください。期間を過ぎると取れなくなる情報
を先頭に並べてください。
2. 「今日、画面から取れるものを全部取る」手順書を作って
ください。押してはいけないボタンの一覧と、取る順番を
含めてください。
手順書を出したら、いったん止まってください。私が専用
パソコンで保存し終えて「保存した」と伝えるまで、手順
3に進まないでください。
3. 診療月・請求月・入金月の対応表を先に作ってください。
入金がどの請求月の分かは、振込通知の記載で確かめ、
推測で決めないでください。月遅れの請求が混ざる月も
ここで区別してください。
4. 3つの資料を、月ごとに次の式で照合してください。
請求額 − 自己負担・公費 − 返戻・過誤 = 入金額
公費の分が同じ振込に入っているかは、振込通知で先に
確かめてください。
5. 1円単位で一致しない月だけを一覧にし、一致しない理由の
仮説を書いてください。仮説は断定せず、確かめる資料を
添えてください。
守ること:
- 画面は読むだけです。送信、確定、再請求は人が行います。
押してよい操作は、画面の移動と検索だけです。
- オンライン請求の専用パソコンには触れません。保存は
人が行います。
- 返戻、査定、過誤を区別し、資料にない数字は作らない。
- 利用者名や保険情報は、リポジトリや作業用の一時フォルダ
に置かず、[非公開フォルダのパス] の中だけで読み書き
してください。報告には件数と規模だけを書いてください。
2. 確定と未確定に分け、検算させるプロンプト
何をするプロンプトか: 照合結果を4区分に塗り分け、前の調査の結論を疑って検算します。できれば別の会社の AI で、難しければ新しいセッション(前の会話を引き継がない状態)で実行してください。
あなたは、前の調査の結果を検算する別の担当です。
前の担当の結論を、そのまま信じないでください。
入力:
- 照合結果: [照合結果のファイルのパス]
- 元の資料: [請求ファイル・振込通知・入金明細のフォルダ]
- 自社の訪問記録: [訪問記録のパス]
4区分の母数は、訪問記録で実績のある利用者×診療月です。
やること:
1. 利用者×診療月のマスを、次の4区分に分けてください。
- 支払済み(明細で確定、または月合計で裏付けあり)
- 戻り済み(再請求してよい)
- 未請求(確定。まだ一度も請求していないので、月遅れ
請求の対象)
- 資料待ち
2. 前の担当が「二重請求」「請求漏れ」と断定した箇所は、
別の説明(月の途中で振り分けた、月遅れで払われた等)が
成り立たないかを、元の資料で確かめてください。
3. 一覧から抜けている件がないか、月ごとの請求の件数も含め、
元の資料から数え直してください。
4. 出し直しの対象は、戻ってきた通知があるもの(再請求)
と、未請求が確定したもの(月遅れ請求)だけにしてくだ
さい。支払済みの月は出し直さないでください。
守ること:
- 画面は読むだけです。送信、確定は人が行います。
- 業務ソフトで「未確定」と表示されていても、送信・支払済み
の場合があります。確定し直さないでください。
- 全ての指摘に、根拠の資料と失敗するシナリオを添える。
- 個人情報は [非公開フォルダのパス] の中だけで読み書きし、
報告には件数と規模だけを書いてください。